フラッシュモブと仮説検証プロセス
気づいた事があったので、長くはないが、メモ。
大学1年生でフラッシュモブの企画運営をするサービスをするのがとても楽しかった。
今回の話は公共の場でフラッシュモブをする事がどうとか、プロポーズに使うのはどうとかを語る会ではない。
フラッシュモブは以下の流れで作成していた。
***もしプロポーズの依頼だったら *(1)**
①依頼者へのヒアリング、頭の中の言語化
どんなフラッシュモブを思い描いて依頼してくれたのか
彼女さんと依頼者さんのバックグラウンド
お互いの思い出深いデート
好きな曲、好きな映画、好きな人、好きな場所
どんな演出にしていくか、今までのフラッシュモブを見せながら言語化する
所々サービスの説明
②持ち帰り、演出、制作との打ち合わせ、コンセプト決め
・チーム編成( 責任者や各担当の責任者*(2) )
・リソースの確認
何人でやる?今どれくらいのリソースがある?
・計画を作成
日にち?場所?場所の許可とれる?振り付け完成する?みんな踊れるようになる?
③1、2を繰り返しながら依頼者さんと彼女さんが喜ぶフラッシュモブを実現する
④本番
⑤反省、ビデオ作成、公開
だいたいこのような流れだった。
現在極小のスタートアップを手伝っているのだけれども、
気づいたのがコレがスタートアップの仮説検証プロセスに激似しているという事だった。
依頼者さんとのヒアリング = ユーザーインタビュー
演出 = デザイナーさん
振り付け師、大道具小道具 = エンジニアさん
にぴったりと重なり、おおっ!となった。もちろん細かいところはとても違う。
特に違うなと思った事が、フラッシュモブはコンサルティングに近いという事だ。
フラッシュモブのターゲットになる人は5人いて、さっきの例で言うと①プロポーズされる彼女さん ②依頼してくださった彼氏さん ③その場に居合わせた観客 ④どうでフラッシュモブを見てくれるひと ⑤場所を貸してくれている人だ。しかしソフトウェアになると同じ問題を抱える、ますな人々となる。それを実現する事がとても難しい。
フラッシュモブでは特に渉外担当という立場で、依頼者さんのヒアリングを担当していた。それを持ち帰り、演出、振り付け、小道具などの人々と話あいながらオリジナルのフラッシュモブを毎度クオリティーにこだわりながら作成していた。
3歳からダンスをしている事もあったし、私には振り付けもできた。だから演出の人たちとの会話もスムーズにできた。小道具作りも大道具作りも美術の勉強から手伝える事もできた。
ザクッと省略して、
もっと、プログラミングとデザインを勉強しようというお話でした。
*(1) プロポーズがフラッシュモブの中でも花形の作品であった
*(2) 以下のようにチームを組んでいた。これも試行錯誤して決めたシステムだった。渉外(外とのやりとりなんでも)、制作(フラッシュモブで使う小道具大道具作成、調達)、演出(振り付け、曲、全体のコンセプトの視覚化)、経営企画(ダンサーの練習場所確保、管理)などに別れていた